初投稿から随分経ってしまいました。
皆様おはようこんにちはこんばんはやっはろー
私(´ー`)です。
というわけで、Twitterの方で
度々宣伝してまいりました、
劇団ひまわり大阪俳優養成所
第23期研究科秋公演 宅間孝行 作
『流れ星』
無事に千秋楽まで終えることが
できました。
台本を配られたのが大体6月末か
7月初めくらいで、かなりの長期間
この物語と向き合ってきたわけですが、
やはり終わってみれば
あっという間だったなという感じが
しましたね(´ー`)
いやぁでも今回はほんとに
色々しましたし、色々ありました(笑)
例えば、
一部セリフや筋書きの変更があり台本を
手分けして丸々打ち直して訂正したり、
役者陣でディベートしたり
みんなで小道具作ったり
もちろんスタッフワークも大変でしたが、
稽古中には先生からは
厳しいお言葉の連続でしたし、
約半数が初舞台、そして先輩の
位置にいるはずの
僕自身ですらまだ2回目の舞台という
経験の無さもたたり、
みんながみんなそれぞれで
自分の役に対して不安や悩みを抱え
つまづくどころか転げまくってるような
そんな精神状態でした(笑)
僕も、自分が演じる
中富先生という人間が一体
どういう人物で、結局何がしたくて
どういう想いであんな手段にでて、
世に何を訴えかけようとしたのか、
彼についていろんなことを悩みました。
時には先生からも叱咤され
仲間からも おい今日どうしたんだ
という風に言われる日もあり
途中挫折して本気で泣き入りました(笑)
気分転換は大事だなぁって改めて
思った出来事もあるんですけど
まぁそれは別の話として_(┐「ε:)_
そうやって日々言われ悩み考えそして
最終的に自分が思い描いた
中富先生という人物を
信じて千秋楽まで突っ走りました。
パンフレットのコメントでも
書きましたが、
僕らが生まれるずっと前の年代、
学生運動というものがまだまだ
活発だった時代、
社会体制も、教育も、
そこに生きる人達の熱、思想、
エネルギーも、
今と比べると何もかもが違う、
そういう時代に何かに命をかけて
生き抜く人間を演じることの難しさ、
自分とはタイプの違う人間に
なることへの難しさとか……
こんなこというと当たり前だろ
って怒られるんですけど、
ほんとに毎回毎回思いますが
お芝居って難しいですね。
そして、奥が深い。
場の空気、言葉の力、人間の持つエネルギー…
一回稽古をするたびに
考えさせられること、
なるほどと思うこと、
そこでようやくわかること、
反対にわからないことetc…
そんなことがいっぱいあって、
自分の未熟さを痛感するばかりでした。
前回の『会議』で培ったものを
総動員させて臨んだ今回ですが、
それでも歯が立たなかった部分も
やっぱりあり…
でもそうやっていろんな物を
味わいながら迎えた本番。
終演後に
涙で目を腫らしてくださっている
お客様を多数お見受けし、その瞬間に
ほんとになんだか救われたような、
そんな気分になりました。
中でも
僕が演じる中富と
小薮さん演じる謙作
この二人の対峙するシーンから
涙腺が緩んだと言ってくれた方が
いらっしゃいました。
あのシーンは本当に演出の先生からも
物語の心臓部分とも言われ、
プレッシャーもそうなんですけども
本当の中富という人物が出てくるシーン
でもありましたので、
抜き稽古もしていただきましたし、
その中でも内から溢れるエネルギーを
もっともっと引き出すために
とあることをやったりと
大変なことだらけで作り上げた
シーンでしたので、
そういってくださる方がいらっしゃって
本当にやってきてよかったなと思いました。
そしてそして何よりも、
前22期まで研究科を見てくださっていた
先生が僕に、
ちゃんと背中で芝居ができていた
という風にも言ってくださったことで、
泣きそうになると同時に、
成長を誰かに認められたということで
本当に嬉しかったです。
そんなこんなで僕ら側からしたら
初めてなこともいっぱいあったし、
得るものがたくさんあった
というか得るものしかなかった
今回の舞台、
皆様の目にはどのように
映りましたでしょうか??
僕たちが積み上げたものが、
物語を通して
少しでも皆様の心に何か残せていたなら
幸いです。
さて、
これから年末、そして半年後など
まだまだ研究科として
やることはいっぱいあります。
今回の舞台もそうでしたが、
事務所の方々、劇団員の先輩方々、
スタッフの皆様、家族、友人、
観に来て応援してくださるお客様、etc
僕たちは本当に多くの人達に助けられて
活動しております。
皆様への感謝を忘れることなく、
これからも日々精進してまいりますので
どうかこれからも
よろしくお願いいたします。
それでは
劇団ひまわり大阪俳優養成所
第23期研究科秋公演
『流れ星』
これにて閉幕
P.S.
前回『会議』で演じた男1という役は
殺されてしまったので、
終わった時にこういう言葉を
贈りました。
今回も中富先生は結局
殺されてしまっているので
この言葉を贈ります。
中富先生
安らかに眠れ、ありがとう
さて、今の所殺されてしかないんだけど
この言葉、次も言うことになったら
どうしよう(笑)